The Stillness Of The Wind を遊んで感受性の無さを実感する

最近またゲームなどを嗜んでる。

昨年Switchを購入してしまい、ゼルダにハマってたりして、その後スマブラを始めるも相変わらずの自分の弱さと一緒に遊べるリアル友達の少なさからハマりきれずにいて、そんな感じでSwitchの持ち腐れになりそうなので、今まであまりやってこなかったインディーズ系のゲームも試してみようかなと、ストアを漁ってみたりした。

UNDERTAILなど、いくつか興味があるものをほしいものリストに放り込んだりしていた中で、ちょっと特殊な感じのゲームが目に止まった。それが「The Stillness Of The Wind」。


Nintendo Switchの購入ページより

インディーズゲームで1000円程度と安くはあるけれど、ハズレを引くのも嫌なので、ネットで軽く内容をリサーチ。
評判も悪くなさそうだし、グラフィックも嫌いじゃない、内容も他にはない感じで遊んでみるのも良さそうと、ポチッとしてしまう。(家にいながらゲームが買えるなんて便利な世の中になったなと、毎回思うおじさん)

プレイ前イメージ

序盤

映像は音は雰囲気があっていい感じ(ただ風がビュービュー鳴っているだけだけど)

Switchでやったのが拙かったのだろうけど操作感は悪い
移動が左スティックではなく、ポイントを指定して移動するスタイル
タルマ(主人公のおばあさん)が移動中は画面も移動するので、歩きながら小さいポイントを指定するのが難しい
(スマホみたいなタッチパネルやPCでのマウス操作ならまだ良かった気がする)

操作キャラがおばあさんということと、ゲーム性、世界観からあえてというのはわかっているけれど、歩くのが遅いので若干イライラする。

デフォルトの言語は英語で、ゲーム開始時に言語を選べない
ゲーム開始してからオプションを開いて言語設定が必要
後日分かるが、ゲームを中断して後日始めたときに、言語設定が英語に戻ってしまうのもマイナス

何をすれば良いのかわからない

とりあえず目につくクワを持って畑を耕し、適当に種を植えてみたり、ちょっとウロウロするとすぐ夜になる。
夜になると外は真っ暗になり画面もほとんど見えなくなるので手探りのまま家に帰り着いて、食事をしたりしてから寝る。

ゲーム中に説明はなにもないので、道具の使い方や、食料の作り方などすべて手探りで見つけていく必要がある。
自分の行動が正しいのかもわからないことが多い。

なので、時々馴染みの行商人がやってきて、手紙を届けてくれたり、物々交換で取引ができるんだけど、

最初まだやり方がわかっていないときに持ち物すべてを渡してしまい、ヤギやニワトリ、食料などすべて失ってしまう

(本来は物々交換で、欲しいものと価値が釣り合うように自分の持ち物を選択するのだけれど、自分の持ち物を選択できる数に上限がなくすべて選択してしまった)

食事をとるアクションはあるのだけど、早速食料はなくなり、あ・・これ餓死するやつや・・・と思ってそのまま進めてみる。(餓死はしなかった)

この辺からネタバレになるので、遊んでみようと思ってる方はご注意ください

中盤

序盤で家畜をすべて失ってしまったので、家の周囲に生えているきのこを採取することで食いつなごうとする。

毎日、一応食事を摂っては見るけど、食事を摂ることでのゲーム的なパラメータ変化を感じられず、しばらくしたら食べるのをやめた。(食べるよりも行商人との交換に使ったほうがいいと判断)

作物の種もヤギもニワトリもないので、することがなく、きのこ採取を兼ねて遠出するようになる。

遠出しても処々で思い出をつぶやくくらいで、とくにストーリー上重要な何かを見つけられるわけでもなく、ときどき生えているきのこを採って帰る日々。
暗くなると本当に真っ黒で家が何処にあるのかもわからなくなるのも無駄に不安を煽ってくるし、これにも若干イライラする。

家族から届く手紙の内容、断片的とも言えるし世界観が上手く掴みづらい。少しずつ不穏な内容になり、変化は感じられる。

家から少し離れた位置に、見慣れない小さな物が落ちている事があり(近づくと子供の笑い声のようなBGMが流れる)、拾うと画面全体が黒背景になり白文字で短い文章が表示される。
唐突に画面が変わるので最初はびっくりする(そして内容は不穏)

拾ったものは納屋の前の棚に並べられていく。

この辺りから、稀に夢を見るようになる。(モノクロでホラー気味なので少し怖い)

この辺りでステージが変わってきたなと感じる。

終盤

食事を取らなくても餓死する様子もなく、もともと家畜もいないのでしなければいけないこともなく、気が向いたら行商人と交換した種を植えてみたりするけど、水やりも面倒、遠出しても特に何もなくて帰るのが億劫。

あとは楽しめる要素といったら、定期的に届く手紙、手紙に添えられたプレゼントや行商人との交換で手に入れられる読み物、外で拾う謎の小物、そしてほんとに稀に見る夢くらい。

マンネリ化してきて、退屈だな・・・いつまで続くんだろう・・・このおばあさん食事も摂ってないのにいつまで生きるんだろう・・・と不謹慎なことを考えるようになってしまう。

夢で行動範囲外の光景が映ったので、もしかしてそっちに行けるようになったのか?と思い、まっすぐ向かってみるもやはり一定距離からは進めず暗い中夜通し歩いて朝帰り。

何度か朝を迎えると、いよいよ最後に近づいてきたのか、天候が悪くなり、日を増すごとに雨が振り、嵐のように。

最後の日の前日、行商人が最後の挨拶をして手紙を渡し走り去っていく(その走り去るスピードに「おいおい爺さん元気だな」と衝撃を受ける)

そして身動きが取れなくなる(多分バグ)

何を操作してもタルマは全く動かず何もできず、日は暮れるのをただ見つめるだけ。
このままエンディングかとも思ったけど、そんな様子もなく。

仕方がないので、悪あがきでオプション画面を開いて「アイテムの位置をリセット」(これが効いたのかは不明)などしてから戻ると動けるようになった。

なんとか部屋に戻ってもほぼ真っ暗で何も見えず。一応操作はできるようなので、最後にもらった手紙を確認して眠りにつく。

目が覚めると冬で辺り一面雪景色。きれい。

ここでもどうすれば良いのかわからず、ウロウロして納屋を調べてみたら、納屋の入口あたりで息絶えました。

最後、夢と同じような映像が流れてエンディング。

他のレビューを見たところエンディングはいくつかあるらしいです。息絶え方なのか、夢の内容が変わるのかは確認していませんが。

結論

自分に感受性がないことを実感

もともとアクションやRPGが好きな自分には向いてなかったように思う

終始何をすれば良いのかわからないので、課題をクリアしていくなど明確な目的がないと楽しめない人には向いていないと思います。(個人の感想)

序盤に意図しない操作で持ち物を失っても、リセット機能がないので最初からやり直すことができず、ずっと失敗したなと思いながら惰性で進めてしまった感じ。
※このゲームを人生と考えるなら、うっかり失ってしまったものを取り返すことができないのは当然で、それも含めたゲーム性とも言える。

一応社会人なのでゲームをする時間は限られており、そんな中で操作性の悪さと、動きの遅さで終始若干イライラしながら遊んでしまった。

しかし、「とあるおばあさんの最期の時間を体験」だとするならば、思うように体が動かないイライラや、過去の失敗などの後悔なども、ゲームの一部と考え甘んじて受け止めるべきか。

スマホで電車の移動時など暇なスキマ時間に遊ぶなら全く違ったゲーム体験になったとも思う
iOSならアプリも出ているようなので興味があればお試しあれ(600円でSwitch版より断然安い!
Androidでは出ていないようです

音がかなり重要な要素なので、遊ぶならイヤフォンやヘッドフォンがあると良いと思います。

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