普及したスマートフォン文化

日本では2008年にiPhone、その翌年にAndroid OS搭載のスマートフォン(以下、スマホ)が発売され瞬く間に普及し、今ではほとんどの方がスマホを手にするようになりました。

それまでは家で調べたいことがあれば、パソコンの電源を付けて検索…という流れが一変し、テレビを見ながら気になった情報をスマホで検索、という方も多いのではないでしょうか。

スマホに対応したアプリやサービスも充実し、言いたいことはSNSに上げて、連絡はLINE、調べ物も買い物も寝転がりながら完了。とパソコンは一般家庭からお払い箱となりました。

キーボードを使わない若者たち

そこで今、新しい現象が起きています。

2016年新卒の若い世代の方は今22歳、スマホが発売された頃は14歳でした。

高校の頃からスマートフォンを持つようになると、ネットを使う場面のほとんどがスマホで事足りてしまい、パソコンのキーボードを打つということが少なくなりました。

以前は大学生でもレポートをパソコンで作成したりしましたが、昨今はスマホのフリック入力でレポートを書き上げてしまうケースも増えてきたようです。


そんな大学生が就職をして会社に入ると、「ハイ、このパソコン使って。メールアドレスはこれね」と言われ困惑します。電源の入れ方すらわからない機械と、ポンと渡されたメールアドレスとパスワード。

勇気を出して聞いてみると、「え?電源の入れ方もわからない!?」「メールの設定わからないの?」「人差し指だけで文字入力とか(笑)」と呆れたような顔をされ、新人は「感じ悪い会社」、先輩は「使えない新人」とお互いに嫌な印象からスタートすることになります。

素直に受け入れる

しかし、少し考えてみてください。パソコンが一般家庭に普及したのだって、1990年代後半からで、15~20年程しか経っていません。

入社した時にパソコンが使えた人なんて、それだけの期間しかいないのだから、それで「自分が入社したときは先輩よりパソコンが上手く使えた」なんて自慢げにしていても格好悪いだけです。

それよりも、今の時代は普段家庭でパソコンを使わなくなったという事実を受け入れ、自分がパソコンを覚えたての頃を思い出して優しく教えてあげると良いのではないでしょうか。


逆に今の若い世代のスマホの使い方に、上の世代は学ぶ点もたくさんあると思います。

キーボードの使い方は練習すればいい

そうはいっても仕事のほとんどはパソコンを使って文字入力をするので、キーボードを使えないのは困る場面も多いと思います。

覚えてしまえばキーボードを見ずに入力するタッチタイピングも難しいものではないですが、誰でも最初からできるわけでもありません。

今は無料で高品質なタイピングゲームがたくさんあるので、遊びながら練習するとあっという間に身につくでしょう

仕事のために教えると言う点では他の業務と同じと考え、練習する時間を取って楽しく練習できるといいですね。




基本はホームポジション(指の位置)と手元を見ない(キーの場所を覚える)ことです。

それさえ出来てしまえば、あとはメールや資料を作成するのに文字を入力しているだけで自然と速度は上がってきます。

スカイプなどのチャットをキーボードで入力するのも、自然と早く返信しようとするので効果的です。


タイピング練習講座

こちらのサイトが丁寧に教えてくれますし、練習用のプログラムもあるので、まずは指の位置を覚えましょう。


【保存版】初心者におすすめの練習用無料タイピングゲーム46選 | ゆかね

指の位置をある程度覚えたら、タイピングゲームで遊ぶのが楽しくなってきます。

少しずつ教えていく・覚えていく

スマホに慣れていてパソコンの基本を知らないので、キーボードの使い方以外にも、フォルダという認識がなかったり、ファイルを保存する習慣がなかったりします。

単に経験をしていないだけなので、教育する場合は、ゆとり世代・さとり世代だからと枠に嵌めて下に見るのではなく、他の仕事と同様に、一から教えていきましょう。


また、今現在はまだパソコンが必須な仕事も多くありますが、これから技術が進歩していきスマホやタブレットだけで十分な社会になることも大いに考えられます。

その時に、時代遅れにならないように、新人から吸収できるところは吸収して、さらなる学習をしていくことも忘れないようにしたいですね。